日誌

2017年4月の記事一覧

今年も「農工みそ」仕込み、始めました

今週月曜日から始めた麹づくり。

1日目 
大麦を蒸す 体温程度に冷却後、種もやし(こうじかびの胞子)
を、均一に散布して混合、麹ぶたに盛る。

2日目
湿度・温度を管理 朝・2時間目休み・昼・放課後と観察
麹の温度によって、積み替え・レンガ積み・波切り等を行う。

3日目
2日目と同様の管理 放課後に塩を加えて発酵を止める(塩切り)
塩切麹の完成。

4日目
煮込んだ大豆を 1/2はそのまま、残りはみそこし機にかける
よく混ぜて均一にする。
大豆を破砕混合
  <ミンチにした煮大豆とそのままの煮大豆をよく混ぜる>

塩切麹と体温ぐらいに冷却した煮大豆を、よく混ぜて空気を押し
出しながら樽に詰める。
樽に詰める
      <樽に空気を追い出しながら詰めていく>

3年生が4名づつチームとなって、6月末まで12回同様の仕込が
続けられます。

盛夏の天地返しを経て、さまざまな有用微生物たちの力を借りながら
天然醸造みそが発酵・熟成されて行きます。

今年も11月18・19日の秩父農工祭で、1トンを超えるみそが完売とな
り、購入して頂いた方のご家庭で、おいしいみそ汁やあたたかい豚汁
になる日を想像しながら、生徒たちは麹づくりから仕込まで、心を込
めて取り組むのです。

酒蔵 解放まつり に特別出店

 4月8日土曜日、秩父ミューズパーク南口手前にある「酒造りの森」
で開催された「第2回酒蔵 解放まつり」に、今年も食品化学科が特別
出店しました。

自慢の製品
             <自慢の製品群>

 あいにくの雨でしたが、テント下でゆず・いちご・うめの各種ジャム
とあずき缶を販売生徒の笑顔という付加価値付きで販売。また、目玉企
画の利き酒コーナー入り口で、来場者に「酵母」と「こうじかびのスラ
イド培養」を顕微鏡で観察してもらい、農工科学の香りを感じて頂きま
した。

おつりを計算中
          <おつりを計算中>
こうじかびの説明中
           <こうじかびの説明中>
キン肉マンと一緒に
         <キン肉マンと記念撮影>

 本校製品のPRポイントは、「地産・無添加・手作り」です。また、
顕微鏡観察のサポートをしながら、酵母やこうじかびの説明も加えまし
た。特に年配来場者の方々に喜んで頂けたように思います。