日誌

2018年6月の記事一覧

機械システム科の『ものづくりの精神』


   
  

 6月19日(火)、1年生の工業技術基礎が行われました。旋盤という機械を使い作業を
始めようと電源を入れました。しばらくすると音と煙があがり旋盤が故障しました。この
機械は昭和54年3月10日に本校に導入され設備として使用されてきました。約40年間も
利用されてきたことになります。すこし汚れていますが卒業生や在校生に大切に使用されて
きたことがわかります。機械科、機械システム科を卒業された卒業生の皆様も旋盤の写真を
見て懐かしがられるのではないかと思います。早速、事務の設備担当者に修理をする方向で
手配していただきました。修理できればと思います。機械システム科にはこの他にも昭和
39年12月、昭和40年12月をはじめ大切に使われてきた機械はまだまだたくさんあり
ます。ものづくりをするためには道具や機械を大切にする。卒業生のようにものを大切にする
精神を忘れずに、在校生にも大切に機械を使用していただけるありがたいです。

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機械システム科、工業技術基礎が行われました。


      
      

新年度が始まり、機械システム科も41名の新入生を迎え、工業技術基礎いわゆる実習の授業も
始まりました。①旋盤、②溶接、③工業計測、板金・鋳造の4テーマにわかれています。
1テーマは6週間にわたって授業が行われます。1年間に4つのテーマのすべてを経験することに
なります。

 6月5日(火)に1テーマの終了である6週目の実習が行われました。この日は3者面談が行わ
れる関係で3時間連続の実習となりました。慣れない作業でしたが疲れも見せず、最後まで清掃や
片付けもしっかり行っていました。

入学して初めて6週間の実習を終えた感想をそれぞれの班の生徒に聞いてみました。

『 初めて実習をしてみて大変でした。6週間楽しくできました。鋳込み(溶けたアルミニウムを
型に流し込むこと)はうまくいきませんでしたが、次はしっかりやりたいと思います。』

『 最初は怖いと思っていたがだんだん楽しくなってきました。楽しく実習でき、たいへん勉強に
なりました。』

『 基板をハンダ付けしてテスターを作成し楽しかったです。また、ノギスやマイクロメータなどを
使って初めて測定をしたがとても難しかったです。この経験を今後に生かして行きたいです。』

『 最初は工具の使い方や機械の操作方法もわからず不安でした。練習しているうちにだんだん上達
しているという実感が湧いてきました。ペン立ては一番に作ることができました。ですが実習の中で
一つ失敗したことがあり、確認・修正し今後に生かしたいと思います。とても素晴らしい先生方に
囲まれて有意義な6週間を過せてよかったです。』

生徒は恥ずかしがらずに感想を話してくれました。しっかりしていると思いました。
そして、感想を言い終わると周りで聞いている生徒が感想を言った生徒に拍手していました。思わず
一緒に拍手しました。

 お互い、前向きに取り組んでよい時間を過ごしましょう。

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